本当は悲しいのに元気なふりをする。
泣きたいのに平気な自分を演じてしまう。
こんなふうに、
自分の感情を偽ってしまうときが
私たちにはよくあるものです。
あなたも、心当たりがありませんか?
この感情と表現のミスマッチ。
人間関係がやりにくくなるだけでなく、
パートナーとの関係にも弊害を及ぼします。
なぜなら、感情を偽っていると、
自分が何を感じているのかわからなくなり、
自分を見失ってしまうのです。
なぜ、感情を偽ってしまうのか。
感情を口に出してしまったら、
相手にどう思われるかわからないという不安。
感情と向き合ってしまったら、
耐えられずに自分が崩れてしまうのではという怖さ。
悪い感情は感じてはいけないという否定。
様々な要因がありますが、多くの場合、
本人に偽っている自覚はあまりないものです。
私のカウンセリングでは、
どんなご相談でも、必ず感情に触れていきます。
しかし、感情をお聞きしているのに、
「〇〇と思います。」というように、
考えばかりが口から出てくる。
辛い経験について話をしているのに、笑顔でお話しされる。
とても苦しい状況に置かれているのに、
「大丈夫です。」と言う。
そんな方が非常に多いです。
自分の感情を偽っていれば、嫌な気持ちから、
一時的に自分を守ることができるかもしれません。
しかし、偽れば偽るほど、
心地よい気持ちにも鈍感になっていくのです。
結果、自分が何をしたいのか、
どうしたいのかがわからなくなり、悩みやすい自分が作られます。
そんな状態では、パートナーとの関係どころか、
毎日さえも楽しむことができなくなってしまいますよね。
また、抑えられた感情はいつか爆発するでしょう。
特に日本人は、感情と表現が一致しない傾向が強い。
そう言われています。
生きていれば、人間関係を壊さないために、
感情を偽らなければならないときも
たくさんあります。
しかしそれは、感情にふたをしたり、表現をしない、
ということでは決してありません。
あなたが、
「自分で自分を正しく理解できている自信がない」
「自分は感情を出すことが下手かもしれない。」
「婚活を続けているけれど、上手くいかない。」
これらに心当たりがあるのなら、
感情を正しく表現していく方法を身につけてください。
そのために、
日常の出来事に自分がどんな感情を感じるのか、
その都度しっかりと感じる癖をつけていきましょう。
今日、彼からのメールがそっけなくて悲しかった。
久しぶりに気になる人と話ができて嬉しかった。
こんな風に、感情を感じる癖をつけていくと、
感情を表現する準備になるだけでなく、
感情に紐づく自分の考えや価値観までわかってきます。
そして、あなたの
「どうしたい」「どうしたらよい」が見つかりますよ。
パートナー探しにおいて、
こんなカウンセリングが、とっても大切なのです。