こんにちは。
福岡市の結婚相談所 エンジェルロードの石松恵子です。
年末になると一年を振り返る番組が多くなりました。
昨年(2014年)は「老後破産」という用語、今年(2015年)は「下流老人」という言葉が象徴するように、高齢者を取り巻く貧困や格差が取り上げられる機会は増えて、テレビやラジオ、新聞や週刊誌など各メディアではこの問題を取り上げ続けています。なぜメディアを中心にこれほどまで、高齢者の貧困や格差の問題が取り上げられるのかと言えば、高齢者の相対的貧困率は約20%で、5人に1人が苦しんでいるからです。
今や更にそこから、「下流中年」という言葉が出現したことをご存知でしょうか?
ネットでこんな記事を見つけました。http://nikkan-spa.jp/940183
NHKでも特集で放送されていましたが、今年の夏ごろからこの「下流中年」が増えているのだそうです。
下流中年とは非正規社員、又は無職で年収が低く普通の生活が困難してしまう人をさすという意味では下流老人と同様ですが、40歳ぐらいの働き盛りの人でも離職して転職が厳しくなるなどの理由で周囲の助けがなくなり孤独な生活を余儀なくされるという特徴があります。
離職する理由には過重労働の割に賃金が低い、学生時代に就職氷河期で職を得ることができずアルバイトや派遣で生活、病気によってやむを得ず、親の介護の為に、という場合が多いですが、現在の日本の労働市場は一度離職してしまうと余程の専門知識やスキルがない限り再就職することは極めて難しく、仮に再就職できたとしても前職と同様の条件ではないというのが現状。それにより再就職をあきらめてしまう人が増え社会とのつながりを失い、孤独に・・・。
これは実は恋愛事情にも大きく関係することだと思います。
恋愛や結婚というのは特に男性の場合、どうしても収入面での格差を気にしてしまう傾向があります。
婚活サービスや結婚相談所などのサービスもある一定以上の収入や定職がないとサービスそのものを受けることができないといったケースもあります。
実はこれは女性にも関係することです。
具体的に言うと女性の場合、今現在バリバリのキャリアウーマンで十分に蓄えがあるというというケースは別として、派遣やアルバイトなどの不安定な職についており独身であった場合、将来的に男性と同じように社会とのつながりが希薄化し下流中年に陥る危険性があります。もちろん、中高年になるといつ病気になるかという健康面での不安も起きます。これは収入が低く頼れる人がいないという状況でいえば男性とほぼ同様の理由です。
現在は晩婚化が進み少子化も世界で類を見ないほど進んでいます。
基本的に自分の親は本人よりも早く亡くなるのですから、社会とのつながりがなく配偶者も子供もいないというのであれば女性が下流中年になるということは十分にあり得るのです。
価値観の多様化で現代の結婚観はかつての必須だった時代からそうではないものに変化しています。
しかし、将来の収入や孤独という面を考慮すれば、年老いた自分のそばにいてくれる生涯のパートナーの存在はかかせないのではないでしょうか。生きる活力を生み出すこともあります。
今の日本の社会ではまだまだ生涯を一人で暮らす生活を基本にとは考えられていません。
消費税も上がり年金は減る一方で厳しい世の中です。
自分の将来の為にもちょっと考えてみて下さいね。
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