お見合いでお互いよい感触があり、お付き合いが始まりました。
でも、いくらよい感触があったとはいえ、最初はなんとなくぎこちないものですよね。
お見合い以外での出会いの場合、まず、「この人いいなぁ。」という気持ちから入り、その後みんなで、そして二人で出かけるようになる「気持ち先行型」であるのに対して、お見合いは「事態先行型」。
まず会う。
会う機会を重ねるうちに、気持ちがだんだん後からそれについてくるようになるのですよね。
ですから、どんなに最初が好感触であったとしても、気持ちが追い付くまでの期間は、やはりどことなくぎこちなく、あれこれ考えて疲れるのは当然のことだと思います。
少し前に流行った「超訳ニーチェの言葉」にこんなことが書いてありました。以下、引用。
愛をも学んでいく
初めて聴く音楽の場合、わたしたちはそのなじみなさを嫌わず、まず最後まで聴く我慢と努力と寛容さを持たなければければならない。それを繰り返すことで親しみが生まれ、やがてはその音楽の新しい魅力を少しずつ発見し、その深い美しさを発掘し、そしてその音楽を愛するようになり、その音楽が自分にとってなくてはならないものになっていく。実は、音楽だけに限らず、わたしたちは今愛するものについても、同じように最初のなじみなさから出発する愛の学びの道をたどってきたのである。仕事を愛する場合でも、自分自身を愛する場合でも、もちろん誰かを愛する場合においてさえも。愛はいつでも、このように学びの道を通り抜けて姿を現してくるのだ。
う~ん、なるほど。さすが、ニーチェ!いいこと言うね(笑)
気持ちが追い付くまでの期間とは?
人それぞれでしょうけれど、ほんの数週間のことだと思います。
考えすぎてしまうこともあるでしょうけれど、じっくりお相手と、そして自分と向き合ってみてくださいね。
その上で、事態に気持ちが追い付けば、その先の世界はあっという間に拓けるものですよ。