「私は年の近い方でなければダメだと思うんです。」とおっしゃる女性会員さんがいました。
そして、年の近い方を中心にお見合いをするうち、少々停滞してしまった時期がありました。
ちょうどそのころ、彼女にピッタリと思われるパーティの開催予定があったので、気分転換にでも。と、こちらをお勧めしてみたのです。
「パーティは苦手。」と、それまで参加したことがなかった彼女ですが、小規模なパーティだったこともあり、思い切って参加してみることになりました。
その結果。
とても年上の方とカップルになったのです。
聞けば、年の近い方もいた中で、趣味も話も一番合い、とても楽しかったのだというのです。
「そんな年上には全く感じなかったんですよ。パーティ、楽しかったです!」がその時の感想でした。
そうなんですよね。
年齢というのは男女を問わず、上に行くにつれ若々しさには差が出てくるもので、生年月日だけで一様にバッサリ切り落としてしまうのももったいなく感じることがあります。
それに、「○○は苦手。」「××じゃないとダメだと思う。」というのは単に思い込みに過ぎないこともありますしね。
思い込みというのは多くの場合、過去の経験や情報からできあがるわけですから、また違った経験をすれば大きく変わる可能性もあるわけで。
確かに自分の感覚というのは何より大切にしなければいけませんし、この多くの中からたった一人と出会っていくためには、当初はどこかにポイントを置いた方がいいことは言うまでもありませんが、そのポイントがあまりにせまいと行き詰まってしまうこともあります。
そんな時は、ちょっと視点を広げる勇気をもって、一緒に打開策を探しましょう。
彼女にとってはそのパーティへの参加が、自分の視野を広げる大きなターニングポイントとなったことは間違いありません。
嫌なことをする必要はありませんよ。
でも、新しい自分を発見するのも、なかなか面白いものだと思いますよ。
誰でも自分のことが一番わからないですからね。